危険な海の生物
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分布 日本の中部以南で浅海の海底に生息しています。 特徴 体長2mくらいになる。 尾部に1〜3本の長くて鋭い棘があります。この棘の腹側面に毒腺がありここから猛毒が分泌されます。生後2・3年で成魚となり、春から夏にかけて内湾や浅い砂地まで稚魚を生みに来ます。 被害に遭わないためには ・海中でむやみに触ったり、必要以上に近くに寄らない ・尻尾の一撃で被害に遭うので、フィンなどで突かない 被害者の殆んどが悪戯目的でフィンや棒などでつつき、油断したときに一撃を食らっています。 |
〈撮影場所:串本〉 Photo by Koshiro Kita | |
症状 激しく痛み刺さった棘はなかなか抜けません。10分程すると刺すような痛みも加わり、傷口周辺は赤紫色に腫上がります。 ひどいときは、発熱・下痢・発汗などがみられ、血圧が降下する場合もあります。 被害に遭ってしまったら(応急処置) 傷口を洗うと同時に棘を抜き取り消毒する 真水と消毒液で患部を十分に洗い流す → 刺さっている棘を抜き取ります → 再度、傷口を消毒する 45度くらいのお湯に漬けると毒素(タンパク毒)が凝固するので、痛みが和らぐ効果が期待できます 「アカエイによる被害」と告げ、出来るだけ早く医者の治療を受けてください。 |