危険な海の生物

 



分布
 本州以南の暖かい海に広く生殖しています。

特徴
 頭部の大きさはせいぜい10cm位だが、触手が10m以上の長さになります。

被害に遭わないためには
 ・素肌の露出部分を出来る限り少なくしましょう
 ・海生生物にむやみに触ったり、必要以上に近くに寄らない

海水浴などに行っても本体が見えずに長い触手が巻きついてきて被害に遭う事例が最も多いようです。。

写真左:カツオノエボシ  右:赤クラゲ

〈撮影場所:サイパン〉        Photo by Yoichi Ogawa

症状
 電気が走ったようなぴりぴりとした痛みが走り、赤く腫れ上がります。刺された跡は水ぶくれとなり、ひどいときには頭痛や吐き気がします。

被害に遭ってしまったら(応急処置)
 刺胞の除去を出来るだけはやく行う
  海水で患部を十分に洗い流す → さらに食酢(5%)で患部・患部周辺を洗い流す  → (持っていれば)ステロイド軟膏を塗る
 50度くらいのお湯に漬けると毒素(タンパク毒)が凝固する
 
 「クラゲによる被害」と告げ、出来るだけ早く医者の治療を受けてください。