危険な海の生物

 



分布
 日本中部以南の海、インド洋、太平洋の沿岸に生息 。

特徴
 全長10cmくらいにまで成長し、海岸近くの岩礁や藻場に住み着いています。甲の白い網目模様が目立つが固体ごとに模様が異なるようです。一匹で大人2名分の致死量のテトロドトキシンを体内に持っています。

被害に遭わないためには
 ・とにかく怪しい蟹は食べないことです。

毒を持つ蟹は「スベスベマンジュウガ二」の他に「ウモレオウギガ二」「ツブヒラオウギガニ」などが知られています。毒素の成分は「テトロドトキシン」「サキシトキシン」などの麻痺性の猛毒です。

〈撮影場所:串本〉        Photo by Koshiro Kita

症状
 食後数分で口、唇、手足のしびれ、激しい吐き気、呼吸困難、知覚障害などを起こします。

被害に遭ってしまったら(応急処置)
 食べたものを吐き出させる。
 人工呼吸・心肺蘇生術を行います。呼吸・気道・循環に注意し、出来るだけ早く病院に運び医師の治療を受けてください
 
 「毒カニ(スベセベマンジュウガニ)による食中毒」と告げ、出来るだけ早く医者の治療をうけてください。