危険な海の生物
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分布 相模湾以南、太平洋、インド洋に広く生息しています。 特徴 殻径10cm、高さ5cmくらいになります。 5角形に近い円形で殻はもろく壊れやすい。 棘は棒状で短く3本の赤色の帯があります 叉棘と呼ばれるラッパ状の毒を持つ棘があり、物体が触れるとラッパの口が閉じて先端が物体の皮膚に食い込んできます。その上、叉棘は本体から接触した物体に刺さったまま毒素を注入し続けます。 被害に遭わないためには ・海中でむやみに触ったり、必要以上に近くに寄らない 表面に寄生するゼブラガニ等の小生物をカメラに収めようとして被害にあうダイバーが多いようです、このウニの移動速度は同種の中でも速いようです。 |
〈撮影場所:串本〉 Photo by Koshiro Kita | |
症状 刺されると激しい痛みがあります、しかし人によっては毒成分に対する抗体があるのか 症状を示さない場合もあるようです。、 重傷になるとショック状態に陥り失神、全身麻痺、呼吸停止等の危険な症状になる事もあります。 被害に遭ってしまったら(応急処置) 傷口を洗うと同時に棘を抜き取り消毒する 真水と消毒液で患部を十分に洗い流す → 刺さっている棘を抜き取ります → 再度、傷口を消毒する アンモニア水か重曹水で毒を中和させ、ステロイド系または抗生物質の軟膏を塗る。 症状がひどい場合は「ラッパウニによる被害」と告げ、出来るだけ早く医者の治療を受けてください。 |