危険な海の生物

 



分布
 本州中部以南、太平洋、インド洋に広く生息しています。

特徴
体長20cmくらいまで成長します。
触手を大きく広げており、その姿は大変美しい。
また、刺胞が集まっているところは白い斑点状に見えます。

被害に遭わないためには
 ・海中でむやみに触ったり、必要以上に近くに寄らない

イワスナイソギンチャクの毒は地球上に存在する動物の持つ毒素の中で最も強力で、それは海に棲む細菌が造りだしているようです。致死量は10万分の25mgです。

〈撮影場所:串本〉        Photo by Koshiro Kita

症状
 皮膚に傷が無い状態で触っても、瞬間的に激痛が走り、刺された箇所は赤く腫上がり筋肉麻痺を起こします。

被害に遭ってしまったら(応急処置)
 傷口を良く洗い刺胞を落としてください、ついで酢などを掛けてください。
 症状が重い場合は「人工呼吸・心肺蘇生術」を施します。この時「呼吸・気道・循環」に注意してください。
 
 人工呼吸・心肺蘇生術は医師・救急隊などに引き渡すまで休み無く実行してください。